地名考察:ナーガプール
- Lorina Martin
- 2017年1月26日
- 読了時間: 2分
お正月にインドの写真をアップしたきり、しばらく間があいてしまいました...
というのも、オルティシエに行っておりまして。
こちら(FF15)はキリスト教的な逸話が盛り込まれているとのことですが、私は専門外なので聞き専なのです。
イスラームの世界のことは大好きなのですがそこまで詳しい訳ではないですけれど...
と、一般の皆さまにはピンとこないかもしれませんが、インドのあたりはちょっと前までイスラーム世界の果てでした。
ムガール帝国という国がありまして、有名なタージマハルも、このムガール帝国時代に作られたイスラーム建築です。ドーム屋根の廟にミナレットが立ち並んでおります。
(たまにターバンまいた人と組み合わせたイメージを持っていらっしゃる方がいますが、ターバンの方はシク教徒といいまして、彼らの聖地の黄金寺院はちょっとイメージとは違うかもしれません。)
前置きはさておいて、ナーガというのはインド古語で龍を表し、プルというのは街という意味になります。
インドの一地方、ラージャスタン州には○○プルという街がいくつかあります。
モデルになったのは、ジャイプルかウダイプルだと思うのですが、どちらも雨季と乾季がある気候の関係で人工湖を持っています。ウダイプルのほうが、湖に宮殿があったり、街中に水路があったりしてイメージ的には近いでしょうか。
しかしながら、ジャイプルにはそばにアンベール城という長城がありまして、非常に勇士の城壁のあるロケーションと似通っています。
これらの街はムガール帝国の属国(厳密には違いますがイメージです)の王...ラージャたちがつくった街で、イスラームの影響を強く受けています。
あの世界が、イスタンブルやカイロを含むのであれば同じ文化圏ということにもなりますね。
ラージャたち、ウダイプルの王、ウダイシングはマハーラーナ(武王)と呼ばれる武闘派で、ジャイプルの王のジャイシングは、学問を推奨していました。(ジャイプルには天文台などアカデミックな遺構が多いのです。)
という訳で、あまりまとまりませんがどちらの街が特定のモデルかはわからないということですが、ラージャスタン州の街をミックスしたものではないかと考えます。
コメント