地名考察:アビークリフ
- Lorina Martin
- 2017年4月27日
- 読了時間: 2分
アビークリフは、ディル高原に栄えたラバーソウルの街の修道院の遺跡ということでした。
崖に修行場をつくるというのは、世界的にあまり珍しいことでもないのか調べればそこそこ出てきます。
一番身近な投入堂やら、有名な世界遺産のメテオラなどがありますが…
投入堂→小さすぎる
メテオラ→「中空」という意味、崖が山水画タイプでてっぺんいっぱいに建物でちょっと違う、麓にカランバカの街がある
タクツァン寺院→「虎の住処」という意味、そばの谷にパロの街がある
アブナイェマタ教会→「イェマタさんの教会」、ゲームよりさらにファンタジーな場所にありマニアックすぎる
候補のうち、以上の場所は名詞やロケーションで多分違うであろうと除外させていただきました。
では、最後に残った崖修行場はといいますと、ギリシャのアトス山です。
アトスは「岸」という意味です。色々ありますが、屹立した地形も含めての意味合いです。
アトス山の最初期の文献には、聖母マリアが訪れた土地ということが記されています。
アビークリフは英語表記で”Ave cliff”です。
Aveという言葉の後には、だいたいMariaがくるものです。
マリアの崖とでも言えば良いでしょうか。
岸と崖は…誤差の範囲内でしょう(2時間サスペンスに慣れ親しんだ人間の感覚ではほぼ同じ)。
そしてアトス山には、古い時代に放棄された都市があるそうです。
ということで、アビークリフはアトス山からとった可能性が非常に高いのではないかと考えます。
具体的なイメージとしては、その中でもシモノペトラ修道院が近いのではないでしょうか。
聖シモンが開いた修道院で、ペトラは崖という意味のようです。
余談も余談になりますが、シモノペトラ修道院を見ているとどうもラサのポタラ宮が思い浮かんでしょうがないですね。
そこらへんから次は連想して、スヴェン・ヘディンの足跡になにかないか探してみるのも良いかもしれません。
…崖の修道院を思い出したきっかけですか?
久しぶりにテレビでリンキンパークを見たからです。そういうものなのです。
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